レディースホームFAQB.生理の異常〜出血に関するもの編

2.生理の量が少ない、日にちが短い

 

 こういった症状の場合はまず、生理の周期は順調であるかどうかによって多少違ってきます。
 ほぼ狂うことなくピタピタと生理が来るのであれば、量が少な目なことはまったく気にしなくても良いでしょう。
 また、出産してから年数を経ている場合にも問題はない場合が多く、こういったケースでは、生理の量が減るだけでなく生理の周期もだんだんと短くなってくることが多いようで、言ってみれば年齢的変化と言えるものかもしれません。
 

 さて、考えなければいけないのは生理も不順で量も少ないという場合でして、こういった場合には無排卵月経であることが多いようですから、まずは基礎体温をつけてみるのが良いでしょう。基礎体温を測定してみて、低温期と高温期がある程度分かれていて、高温期間がおおよそ14±2日程度あるのならまず心配することはないのですが、高温期が短い高温期がないようだなどの場合にはやはり無排卵である可能性があります。
 高プロラクチン血症や甲状腺の機能異常、過度のダイエットなどにより無排卵が起こるケースもありますので、基礎体温をつけてみて無排卵かな?と思ったら体温表を持って産婦人科を受診してみて下さい。
 もちろん、無排卵だからと言って必ずしも排卵を起こさなければならないということはありませんし、むしろまだ若い年齢でしたら自然に排卵が起こってくることもありますから、子供ができないのでは?、と悲観することはありません。
 むしろ、不摂生、不規則な生活などに注意することの方が重要かもしれませんね。
 無排卵の場合の治療に関してもFAQに記載がありますのでそちらも是非参考にしてみてください。

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