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１．基礎体温の測り方は？ |
| 基礎体温とは、精神的・肉体的体温変動因子を可能な限り取り除いた上で測定した体温のことをいいます。具体的には、通常の睡眠を取り覚醒した時に測定した体温で評価します。 時間的には朝方６〜７時頃、場所は口腔内で、毎日できるだけ一定した時間に計測することが望ましい、と説明されることが多いのですが、必ずしもそうでなければならないということはありません。最低４時間以上の睡眠を取った後に覚醒したら動き出さないですぐに口腔内で体温を測定すれば評価可能であると思って良いでしょう。 また、電気毛布を使用したり、体温測定の１時間前にトイレに起きたり、飲酒をしたり、睡眠不足であったり、ホルモン剤を服用していたりなどは体温変動の因子となりうるので、その都度体温表にその旨を書き込んでおくことが望ましいでしょう。 口腔内で測定するのは、口腔粘膜内は比較的体温変動因子による影響を受けにくいというのがその理由ですが、毎日の測定条件が一定していれば腋窩で体温を測定してもかまいません。 その他、精神的・肉体的に通常と異なる場合にはその旨も記録しておくと良いでしょう。 体温計は通常の体温を測定する体温計でも構いませんが、できれば目盛りの細かい婦人体温計で測定する方が望ましいものと思います。 なお、３、４日測り忘れてしまうとその後測定するのを止めてしまう方がいらっしゃいますが、数日あるいは時に１週間ほど抜けてしまってもそれなりに判断することは可能です。ですから、なるべく測り続けるようにして下さい。 また、基礎体温を測定することが精神的負担になっては逆に意味がなくなってしまいますので、このような時には一時的に測定を止めてしまっても良いと思います。できる範囲で測定し続けることができればそれで良いのですから、あまり負担にならないように考えましょう。 |