イボのようなものができた

８．イボのようなものができた

　尖圭コンジローマという病気が疑われます。
　やや尖ったような形をした小さなイボ状のものができてくるのが特徴で、かゆみを伴うこともありますが多くの場合無症状です。ヒトパピローマウイルス（ＨＰＶ）というウイルスが原因で起こる病気で、感染は性行為によって起こります。
　潜伏期間は平均３ヶ月と、比較的長い潜伏期間を経て発症します。
　治療には、電気あるいはレーザーによる外科的切除と、５－ＦＵ軟膏などの抗ガン剤入りの軟膏の塗布、インターフェロンの局注などの薬物療法とがあります。
　「コンジローマは再発しやすい」とよく言われますが、これは初回治療で治療し切れなかったものがあとで増大するもので、いったん完治すれば、例えば身体の抵抗力が低下したなどの誘因によって再発を起こすものではないと考えて良いでしょう。
　ですから自己判断で通院を止めてしまわないように、「完治しました」というお医者さんの確認を得てから通院を止めるようにしましょう。そうすれば１００％完治する病気です。
　

　　　■関連するリンク
　　　　・尖圭コンジローマについて