1.生理を遅らせるにはどうしたらいいの? |
1.生理を遅らせる方法について 生理というのは、卵巣から分泌されている二種類のホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)が、妊娠が成立しなかった場合には急激に減少し、この結果子宮内膜が剥奪して出血するようになる、という現象のことを指します。 しかし妊娠が成立した場合にはこの二種類のホルモンは持続して卵巣から分泌されるようになり、この結果生理が起こらなくなるようになります。
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したがってこれを踏まえて考えると、生理の数日前から減少してくるこの二種類のホルモンを補充してやれば、その補充している間じゅうは生理が来なくなるんじゃないかということが予測されます。 ただし、ピルは病院で処方してもらわないと入手できませんのでご了承を。
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2.生理を早める方法についてさて、では生理を早める方法はないか?という疑問が浮かんできますが、今まで述べてきたことを利用すれば生理を早めることも可能になります。下のイラストを参照しながら、お話を進めていきましょう。
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イラストのように、生理の終わり頃(だいたい4〜7日目)からピルの内服を開始するとします。すると、内服を開始した時点からホルモンの状態が妊娠した時と同様の状態(=排卵後の高温期と同じ状態と考えても良いです)になるため、この状態が少なくとも7日以上続いていれば、服用を止める時点までは子宮内膜は妊娠時(=高温期)と同様の状態を維持することになります。ここで内服を中止すると、その時点から急激にホルモン量が減少することになり(すなわち生理が来る前と同様の状態となり)、服用を中止した日から2〜4日後には生理が起こることになります。 具体的に例を挙げましょう。
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まずBの場合です。これは生理を遅らせるためにピルを内服する場合を示したものです。 なお、一般的にですが・・・ ところで、ピルを服用することによって生理を遅らせるということは、言ってみれば妊娠した時と同じ様な状態を作り出しているわけですから、副作用も妊娠初期に類似した症状を呈することが多いようです。 また、肝機能障害などの副作用については「ピルの効能と副作用」も参考にして下されば良いと思いますが、こういった副作用は生理を遅らせるだけの短期間の服用ではまずは心配はないと思います。避妊を目的に服用を考えたいという方は、こちらにも目を通しておいて下さい。 |
■関連するFAQ
ピルの効用と副作用について