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５．生理になると、あるいは生理前から吐き気や頭痛がする

　

　 　生理中、あるいは生理前に頭痛を訴える方はけっこういらっしゃいますが、この原因は女性ホルモンが生理前から急激に減少してくることに由来するものが多いようです。
　この他に、肩こり、吐き気、めまい、眠気、いらいら、むくみ等、様々な症状を伴う場合も多く、総じて月経前緊張症と呼ばれています。
　黄体ホルモンと卵胞ホルモンのバランスの不均衡が原因とも言われますが、このほかに生活環境や精神的ストレスなども原因の一端となっているとも言われます。
　言うなれば現代病の一種なのでしょうか。
　総じて必要以上に気を使う仕事に従事している方、常にストレスを感じながら生活を送られていらっしゃる方に多く見られますので、まずは根本的に生活環境の見直しや精神不安定を取り除く努力が必要かと思います。それでもなかなか改善しない場合には女性ホルモン、男性ホルモンの投与、利尿剤の投与、または自律神経用剤の投与などの薬物治療で治療します。
　また、この月経緊張症を和らげる効果があるものとして、月見草油があります。
　月見草油には、本来、摂取した食物より作られるガンマリノレン酸が多く含まれます。
　月経前緊張症の人は、このガンマリノレン酸がうまく体内で作れない場合が多く、月見草油を摂る事で症状の緩和が期待できます。効果が現れるのは、服用をはじめて約6週間後が多いようです。